ブラジリアンワックスの豆知識

HOW TO
BRAZILIAN WAX

ブラジリアンワックスに関する情報・豆知識をお届け♪

ワックスサロンの内装を考える時のポイント①

ワックスサロンの内装を考える時のポイント①

サロンを開業するときはモニター様で技術の練習をしつつ、チラシを作製しつつ、ホームページを作りつつ・・・さらには予期していなかったトラブルが起きたり、とやることが山のようにあります。
既にサロンを開業されたことのある方は全員経験したのではないでしょうか。
ワックスサロンの運営をしている方は少ないため、的確なアドバイスをもらうことがなかなかできない場合も多いと思います。

というわけで今回はワックスサロン立ち上げ時に悩んでしまうことが多い『内装』について、ブラジリアンワックスサロンならではのポイントをまとめさせていただきました。

インテリアコーディネーターの資格は保持しておりますので、これからサロンを開業する、内装のリニューアルを考えているという方はご参考にしていただけますと幸いです。


【床はワックスがしみこまない素材で!】

床の素材の第一条件は≪ワックスがしみこまない素材であること≫です。

施術をしていると、床にワックスをこぼしてしまうことがあります。
その際、床が畳やカーペットのような素材ですと、ワックスが浸透してしまい、表面をきれいにしても隙間に入ってしまったワックスは取り除くことができません。
そうすると、徐々に床が変色や腐食し、見た目にも悪く、衛生面でも問題が生じます。


次に大事なのは≪掃除のしやすさ≫です。

サロン業務で掃除に費やす時間はとても多いです。
それを少しでも短縮するために、フラットなデザインの床を選択することをオススメします。
Pタイルやフロアカーペットは基本的にはサロンに適した素材ですが、凹凸が少しでもあるとその部分にワックスが入り込み、掃除に手間取ります。
またフローリングも一見問題が無いように感じますが、凹凸があるものがありますので注意が必要です。
また、無垢素材のものは仕上げ方法によっては浸透してしまい、腐食や割れを起こす場合があるので、仕上げ方法のチェックと定期的なメンテナンスが必要不可欠になるでしょう。


しかし、『今さら言われても変更できない』『床にあまり予算を使いたくない』という場合に2つの解決方法をご提案します。

一つ目は≪既存の床の上にビニールシートを敷く≫という方法です。
キャンプなどで使用するブルーシートではなく、厚さ1mm~5mmくらいの透明のツルツルしたシートのことです。
透明のビニールシートを敷くと下の床の素材のデザインは見えたまま、掃除のしやすい、衛生的な環境になります。
ただし、ビニールシートは少々滑りやすいので、滑り止めのついた室内履きを用意することをオススメします。

もう一つの方法は、≪ワックスが落ちやすい部分に防水シートを敷く≫という方法です。

ウェイティングスペースやスタッフが施術中立ち入らないスペースにワックスをこぼしてしまうことはほとんどありません。
施術中に施術者が動く可能性のある範囲より少し大きい範囲を使い捨ての防水シートで覆うことで常に清潔な状態を保つことができます。
防水シートを引くことによるデメリットは見栄えが悪いことです。

デザイン性だけを見て安易に選ばずに、利便性も考えて賢い選択をした方が後々のサロンワークが快適になります。